BCPワーキンググループの結成
業界の継続的な繁栄と製造業の基盤を守るため、組合の品質委員会から、BCP推進ワーキンググループの構想が生まれた。組合各社にアンケートを実施し、BCP推進ワーキンググループへの参加やBCPに関心のある企業を募り、参加したいと自発的に手を上げた10社によりグループを結成した。
まずは、各社のBCPを策定する
BCP推進ワーキンググループ各社で、まず自社BCPを作成し、自社の状況を把握し、BCPがどういったものであるかの把握につとめた。各社のBCP作成にあたっては、組合共通の基本フォーマットを配布し、熱処理業界に適した計画を策定した。各社の意識は高く、手間がかかるとされるBCPを、各社ともに、わずか3~4か月で策定することができた。
連携型事業継続力強化計画へと発展
各社でのBCPが完成した後、続いて連携事業継続力強化計画の策定へとつなげた。自社で十分にBCPを理解した上で、はじめて企業間や地域間の「連携」が成り立つと考えていた。連携型計画の策定により、各社BCPだけでは弱かった「連携」が強化され、いざという時に助け合うスキームが構築された。